人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カラス  5月14日

自分がもう一人いれば、と思う。
どんな言葉をかけてほしいか、どうしてほしいのか
放っておいた方がいいのか、わかるのは自分だけ。

友人とか、知人程度の相手にでも、変わらず思いを
吐き出せる人と接すると、単純にすごいと思う。
親しい(と私の方が思っている)友人にすらうまく
表現できない私には。

5月は毎年、婦人科検診を受診するようにしているが、
ひたすら憂鬱な気分との葛藤で疲れ果てている。

連休であちこちでかけている間は、まー自覚症状も
ないし、と思っているのに、休みが明けて、いつ検診に
行こうかと考え始めるともうダメ。そこから、日を決め、
検査を受け、結果が出るまでの日々はもうあまりに長く、
その間は死をどう受け止めるか、しか考えていない。

ネット検索なんてするもんじゃない、と頭ではわかっても
何かに縋りたくて、忌まわしいキーワードを打ち込み、
案の定、ドツボにはまる。

そこからわずかでも這い上がりたくて、ボルダリングで
指先の引っかかる程度の出っ張りを見つけるように、
すごく楽しいことを書き出してみる。(あれを食べよう、
とか、行きたい所とか、それら全部満たしても1万円で
おつりがくる程度のことしか浮かばないのが貧乏くさい。)

そして、自分宛てにメールする。自分が欲しい言葉を、
もし自分と似たようなヘタレな人がいたらこんな風に
声をかけたい、と思うようなことを。

気にしない人には笑い飛ばされてしまうだろうが、
本人はいたって真剣。もう10年ほど前、再検査の通知が
来た時も、なんの自覚症状もなかったので、結果として
大事には至らなかったものの、トラウマは消えない。

私のように、常に最悪を想定することで気持ちのバランスを
取っているといういびつな心持ちの者は、それを表に出す
ことによって、軽く流されることも、深刻に受け止められる
ことも負担になるので、結局は己の中で抱え込むばかり。

だから、自分以外の誰もが気丈に見える。ある人にとったら
私ですら、動じない風に見えてるかも?

ハァ(+_+)。同じ思いの人が、一緒に検診行きましょう、と
言うてくれへんかな。行っても行かずとも、どのみち大海に
小舟で放り出されたような孤独と不安・・
カラス  5月14日_e0061785_16294205.jpg
新居。上着も掛けられます(笑)

by ca0lizm | 2018-05-14 05:02 | いきもの | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm