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あすび  6月9日

待ちに待った独演会。チケット発売から三ヶ月、
誰と共有でするでもなく、自分の中だけでもう
それは楽しみで楽しみで。

ご本人は、若いころは結構テレビにも出て
おられたし、風貌は好きだったけれど、噺を
ちゃんと聴いたのはごく最近。

知るほどに、もっと昔からちゃんとその良さに
気付いていれば、と悔やむことしきり。

上方のものはそれこそ見倒し、聴き倒した。
はめものが賑やかに入って、笑いもふんだんに
あって、これぞ落語やで、と信じて疑わず。

が、異文化に、はまった。はまると今度は、長年
揺るぎなく親しんだ関西弁の落語が、えらく
もっちゃり感じて、どうもやぼでいけねぇ、
とまで思うくらいに。

会場の大ホールは満席。年配の人が半分以上。
既に真打の売れっ子であるお弟子さんが前座と
お茶子さんを勤め、主役は中入りを挟んで2席。

お年を召した感は否めない。けれど舞台に
登場しただけで、涙ぐむほど嬉しくて、ああ
生きてる姿にお目にかかれてよかったなぁ、
とつくづく。

飄々とした語り口に、演じられる様々な人物の
世界に次第に引き込まれてゆく。

これをきっかけに、地味に追っかけをしようと
心に決めたのであった。
小三治師匠!!まだまだお元気で、100歳まで舞台を!!
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by ca0lizm | 2014-06-09 05:04 | いきもの | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm