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ちんまい島 ろく  6月7日

予約したよりももっと早い時間に空きがあれば
早めに大阪へ、と思い、船の中から高速バスの
営業所に電話で問合せ。

もちろん空きさえあれば可能だが、取消料とか
手数料など、600円程かかると聞き、変更せず
夕方まで香川で過ごすことに。

となれば、まずは昼ごはん。
JRで高速バスの出る丸亀駅へ戻り、周辺の地図を
参考に。

正直、コシのあるうどんは好んで食べることは
ほぼない。が、せっかくなので。
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ぶっかけうどんに、(ちんまい)えび天トッピング
¥380。おでんはセルフ、玉子とごぼてん各¥50。
みそだれをつけて食べる。

名物を押さえた、有意義なうどん県グルメ。

丸亀城へ。
下から見上げるだけでいいや、と思っていたのに、
売店で「天守閣行かれました?」と訊かれ、歴史や
見どころの説明を受け、行かざるを得ない空気に。
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時間もあるし、荷物も預かってくれるとのこと。
しっかりうどんでエネルギーを蓄えたとはいえ、
暑い上に、天守閣まではかなりの急こう配。
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石垣の、この緩やかなカーブがいいらしい。
(美しい曲線美は「扇の勾配」と呼ばれる)
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ここからの眺めを6枚に分けて写真を撮り、
つなげてみた。
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海風が、運動会の練習をしているらしい学校の
マイクの声をはるか運ぶ。

再び売店に戻る。団扇の作成を実演している。
この街は、団扇で有名らしい(本当に知らない
ことばかり!)

前日にもらった周辺地図を見ながら、「街の駅」
を目指す。これがよい選択だった。
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昔の大商家の建物を、当時のままに残し、街が
借りる形で休憩施設として維持している。
この1Fの座敷では、定期的に寄席が開催されて
いると聞き、縁を感じる。
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漆塗りの、重厚な趣ある金庫。(仏壇かと思った)
他にも古い看板や、レトロなテレビや電話機、
扇風機、時代を感じる箪笥や壁掛け時計も。
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防空壕までそのまま。丸ごと歴史資料館のよう。

ここでお世話されている方と、世間話する合間にも、
地元の人々や、遠方からの観光客が訪れ、話が
ひろがり、思いがけず盛り上ってゆく。

旅先では普段、あまり人との交流は進んでしないが、
あれ食べましたか?ここ行かれました?という
たわいない情報交換が楽しい。
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お茶は無料。コーヒーは本格的なものを、
クッキー付きで¥200。器もトレイもオリジナルで
何もかもがいい雰囲気を演出している。

その後、ここで話題に出た、お勧めの美術館へ
行ってもいいかな、と思い向かったが、隣接して
図書館があることに気付き、踏み入れたが最後。

なにも旅先でまで図書館いかんでも、と自分でも
思うが、広くきれいで品ぞろえが良すぎ、はまる。
さらに、好きな作家さんの新刊の小説を見つけて
しまい、バスが出るまで読みふけること2時間(!)

すずしくて、静かで、無料。

ねこ以外はおまけの時間だったものの、想定外の
楽しみにもたくさん恵まれ、自分では充実した
締め括りとなった。

宿泊、交通費、食費、お土産、にぼしも込みで、
一泊二日で総費用¥16,000。私にとっては
十分贅沢ではあるが、これだけ気ままに楽しめれば
決して高くはない。そうしてねこ旅は、つづく・・・・
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by ca0lizm | 2014-06-07 05:15 | たび | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


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