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自己満足  1月19日

入院先はちょうど2年前と同じ、観光客が行き交う
繁華街にほど近い川沿い。土曜日だというのに
待合はいっぱいで、さらに急患が搬送中だった。

点滴がちょうど終わったところ。すっぴんの顔は
腕と同じく透けるように白い。それでも、3日後に
退院を控え、点滴もそれが最後、言わなければ
病人には見えない。ひとまず、ほっとする。

百貨店で、彼女が好きそうないちごのお菓子を買い、
読みやすそうな短編集の文庫と一緒に差し入れ。

まだプリンやら、病院の味気ない食事のみ。
友人たちにはお見舞いを断っている、とのこと。

当日、すでに病院へ向かって歩いていたのだが、
「退院のめどはつきましたか?」と、探りを
入れるメールをし、まだ入院中であることを確認。

近くで別の用事もあり、お見舞いはタイミングが
いいというかなんというか、ついでっちゃついで。
彼女のため、というよりも、自分が彼女の顔を見て
安心したかったのだと思う。

半時間ほど近況を聞き、入院はじめ、年末から
不可抗力な災難が降りかかり、大変だったことを
知る。神様に試されてんねんで、と。

とりあえず、身体が資本。あとのことは、
これまで同様、持ち前の底力でなんとかしよるわ、
と、思う。私にできることはなにもない。

またごはん食べに行きましょう、と約束して
病院を後に。夜には雪との予報、冷えた空気に
首をすくめた土曜日。
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by ca0lizm | 2014-01-19 05:10 | ねこ | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


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