てがみ 2月17日
2011年 02月 17日
さびしくなったら おそらのほしを みあげてね
子どもやと侮っていたのか、無造作にごみ箱に
破って捨てられていた、遺書のような手紙の欠片。
母から幼稚園の年中組の頃のわたしに宛てたもの。
休日のお昼、あり合わせの昼食を用意して、
たまたまつけたテレビ、ちょうど始まった映画は
「ニライカナイからの手紙」
いつだったかも、この映画のend近くだけを
見たことがあったのだが、いいタイミングと
のめり込んだ。年に一度は訪れている沖縄の
離島が舞台のこの映画、風景にまた旅情まで
そそられる。
エキストラであろう島の人々の、映画としては
不自然なほどの自然さ、あってるんだかどうだか
俳優さんたちの沖縄の言葉のイントネーション、
本筋とはそれた突っ込みどころもありつつ、
しっかり泣かせどころでは泣いた。
その時にふと思い出した母の手紙、実は手術を
伴う病に見舞われ、幼子を残して先立ってしまう、
その可能性を慮って書いたもの。
その話をしたのはつい最近で、「今は大した病気や
ないけど、あの頃はもしかして、があったから
かいたんやけど。あれ見たん?よう覚えとったなー」
と笑っていた。
by ca0lizm
| 2011-02-17 04:33
| そら
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