星にあいにゆく 南の島日記ー終
2007年 09月 28日
カナシミは確実に薄らいでゆく。
その代り、サミシサはどんどん増してゆく。
宿の中庭にデッキチェアーを二つ並べて横になり
満天の星空を見上げた。涙は静かにながれてく。
いくつもの流れ星が、細くしろい糸のように。
届かなかった願いを、しぬまでわたしは、きっと唱え続けて
いくのだろうと思う。
火照った素肌を、花の香りのする夜風がさらさらなでる。
この夜を忘れないように。またここで、一生懸命泣こう。
憂いはこの島の砂浜の木陰にそっと置いてゆこう。
そうすればいつか、気が遠くなるほど何度も波に洗われて、
星の砂になるかもしれない。
その代り、サミシサはどんどん増してゆく。
宿の中庭にデッキチェアーを二つ並べて横になり
満天の星空を見上げた。涙は静かにながれてく。
いくつもの流れ星が、細くしろい糸のように。
届かなかった願いを、しぬまでわたしは、きっと唱え続けて
いくのだろうと思う。
火照った素肌を、花の香りのする夜風がさらさらなでる。
この夜を忘れないように。またここで、一生懸命泣こう。
憂いはこの島の砂浜の木陰にそっと置いてゆこう。
そうすればいつか、気が遠くなるほど何度も波に洗われて、
星の砂になるかもしれない。
by ca0lizm
| 2007-09-28 07:12
| たび(うちなー)
|
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