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一年  11月8日  7:39

洗った顔から湯気が出そうなくらいに冷たい水。
澄んだ空気。見上げるほどの大木の隙間から
朝日がさす。

この一年は、なるべく振り返らないように、日々の
忙しさに気を紛らせてきた。気が遠くなるような
時間が経過しても、こつこつお金を貯めても、
血のにじむような努力をしても取り戻せないもの。

私にはまた、昨日とさほど変わらない日常が
今日もある。おそらく明日もあさっても・・

かなしみとともに、生きてゆく私がここにいる。
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合掌
Commented by フォルテ at 2006-11-08 21:32 x
1年という時は、悲しみを癒すにはまだ短かすぎるのでしょう。
振り返らないようにしようと思っても、心に残る思い出は消えませんから。
明け方はよく冷え込みます。どうかお身体を大切に。
Commented by ゆっきぃ at 2006-11-09 17:23 x
1年が長かったような短かったような気がします。
どうして自分がここにいるのか、どうしていて欲しい人がいないのか。
悲しいですね。辛い時には泣いてもいいんだと思いますヨ。
Commented by ca0lizm at 2006-11-09 20:39
***フォルテさま

たしかに、時間はかなしみを癒してはくれます。でも、かなしみは
消えるどころか、ちゃんと形を成してここにあります。
振り返り振り返りでも、ひきずってでも、人は前にしか進めないと
思いながら今日も生きています。やさしいお言葉、痛み入ります。
Commented by ca0lizm at 2006-11-09 20:40
***ゆっきぃさま

泣くのは旅先で、誰も自分のことを知らない場所で人知れず、と
決めています。答えの出ない問答を、胸のうちで繰り返しています。
生きるって、せつないねぇ・・・
Commented by pata at 2006-11-09 21:57 x
ca0lizmさんの事は殆んど知らないのですが、今までのblogテキストから何だか分らない孤独感みたいなものが流れているような気がしていたのですが・・・。
大きな悲しみを背負っておられるのですね。
悲しみは形を残すとしても、それを乗り越える力を人は必ず持っているものだと信じています。
時間が癒すとはそういうことではないのでしょうか。

Commented by ca0lizm at 2006-11-10 07:33
***pataさま

人は一人で生まれ一人で死んでいく、などとさびしいことを嘯くつもりも
ないのですが、私は、所詮人生なんて弱くはかないものだ、と、
どこか冷めて生きているみたいです。このことだけでなく、常に
自分が傷つかなくてすむように、ドライに過ごすことを、むなしく
感じる日もありますが。それもこれも、すべて含めて私なのだろうと
思います。いたわりのお言葉、季節柄一層心に沁みます・・
by ca0lizm | 2006-11-08 07:39 | 無機物 | Comments(6)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm