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遺影 11月14日  7:27

夜の空気が、吐く息で白く目に見える季節に。
のんびり過ぎた週明けの1日、定時に片付けて
退社する。

ペット葬儀社へゆく。

えさ箱代わりだった中村屋の枡の棺に、小さな
体がすっぽりと収まる。隙間には、巣作りを
していた綿と、普段は数粒しかあげなかった
大粒のひまわりの種をたくさんいれる。

位牌も遺影も一人前に祭壇に飾り、
お線香を上げて手を合わせる。

家に帰ったら空っぽの巣箱。
もういない、それが死というもの。

遺影 11月14日  7:27_e0061785_20371873.jpg

Commented by jikuo2804 at 2006-11-16 05:49
元気な頃の、プリンちゃんが、思い出されます。お寂しいでしょう! 元気出してください。出会いと、別れは 裏返し・・・避けては通れない 道です・・もう あの可愛い姿は、見れないのですね。 さよなら プリンちゃん ありがとう!!
Commented by ca0lizm at 2006-11-16 07:23
***jikuoさま

ありがとうございます。いる・いない というのがこんなにも違って、
いかに彼女が生活に潤いを与えてくれていたかがよくわかります。
遺影にした一番かわいい写真を机に飾っています。
Commented by sayephoto at 2006-11-16 09:37
この間から、ca0lizmさんのここに着てるのですが、
なかなか言葉が見つからなくて遅くなりました。
私も、プリンさん好きでした。
どんなに小さき者でも軽い命ってないのですね。
愉しませてくれてありがとうね!
Commented by ca0lizm at 2006-11-16 20:25
***sayephotoさま

お気遣い、感謝いたします。生きるものは死ぬ、形あるものは壊れる、
子どものころみたアニメの一休さんの中ででてきた言葉です。
初代のちょろちゃんよりも、寝姿や行動が風変わりで、とても
愉快なハムスターでした。まだ帰宅して電気をつけると、いた場所を
見ている自分がいます。
by ca0lizm | 2006-11-14 07:35 | 無機物 | Comments(4)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm