人気ブログランキング | 話題のタグを見る

unambitious  10月7日

後期に入りまた、学生へのインタビュー取材再開。
前期に時間の都合が合わなかった残り数人に
アポを取り直し、授業の終わるのを待って。

話を聞くのは、サークルなどで代表をつとめる、
いわばリーダーシップのあるメンバーなので、
受け答えもしっかりしているし、そつのない
雰囲気が、ある部分若者らしくなく。

自分が若い時よりずっと情報にあふれているし、
時代の変化のスピードもずっと速い。
将来設計も具体的で、突拍子もない夢は見ない。
手堅いというか、守りに入ってるというか。

とにかく自分と比べれば比べるほど、世代の
ギャップを感じる。うらやましい、とは違う。
学生時代を、誰よりも謳歌したという自覚は
あるし、同じでいいからあの頃をもう一度、とも。

ただ、もっと冒険しようよ、とか、大志を抱け!
なんて、死語なんだろうか、と思う。

私は学生のころ、根拠のない自信に満ち溢れ
何者かになれると漠然と夢を見ていた気がする。

実際その後は、ただ年月を重ねただけ、夢も
希望もいつの間にか実現するものではなく、
あくまでも途方もない妄想の彼方、未だ何者にも
なれていないのに、あきらめることも知らない。

時代が違うといえばそれまで、なにがいいのかは
人それぞれ、いずれにせよ自分の、一度きりの
人生。悔いなきように、それだけを願う。

この職場に来てよかったと思うのは、イマドキの
若者とじかに話し、その良さに触れたこと。

あまりに気楽な様子に、大丈夫かいな、と
思う反面、この国の未来も、まんざら捨てた
もんでもないかも、とも思ったりしている(^_-)
unambitious  10月7日_e0061785_18171237.jpg

by ca0lizm | 2015-10-07 05:18 | ねこ | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm