ヒッチィー タビンチュ ~はじまり~
2014年 10月 06日
ここにくれば、とすがる気持ちもある。
そうして、何度も何度も訪れては、求めるものは
みつからなくて、進めないことだけを知る
もう夏ではない大阪をあとにして、飛ぶ。
ずりずりと、本や着替えを詰めたスーツケースとか、
捨てきれない思いなんかを引きずって。
何もしない。日常ではもはや解き放てない、
囚われることに慣れきった、やり場のない気持ち。
ただそこで、後ろ向きで、繰り返し、答えのない
同じ問いに、思いを巡らせていたい。
長い年月に流されて、喪失感は薄れてゆく。
今となっては、決して忘れたくはない。
生々しい痛みに呻き、嘆き、泣いても泣いても
浄化されず、他の何にも思いが至らない、いっそ
忘れてしまいたいと苦悶していた頃が懐かしい。
そのことを薄情だと、あの頃の私が今の私を責める。
生きて体が動く限り、そこへ行く。
行きたいと思わなくなる日が、来ませんように。
そうして、何度も何度も訪れては、求めるものは
みつからなくて、進めないことだけを知る
もう夏ではない大阪をあとにして、飛ぶ。
ずりずりと、本や着替えを詰めたスーツケースとか、
捨てきれない思いなんかを引きずって。
囚われることに慣れきった、やり場のない気持ち。
ただそこで、後ろ向きで、繰り返し、答えのない
同じ問いに、思いを巡らせていたい。
長い年月に流されて、喪失感は薄れてゆく。
今となっては、決して忘れたくはない。
生々しい痛みに呻き、嘆き、泣いても泣いても
浄化されず、他の何にも思いが至らない、いっそ
忘れてしまいたいと苦悶していた頃が懐かしい。
そのことを薄情だと、あの頃の私が今の私を責める。
生きて体が動く限り、そこへ行く。
行きたいと思わなくなる日が、来ませんように。
by ca0lizm
| 2014-10-06 05:02
| たび(うちなー)
|
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