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隠岐まで泳げ 三日目AM  8月18日

海の見える和室。畳の上に敷かれた布団に、糊の
きいたまっ白なシーツ。

夜中にふと目覚め、空をみる。
薄くかかった雲。それでもたくさんの瞬く小さなひかり。
Tがメールで教えてくれた「ペルセウス座流星群」の夜、
流れ星3つ・・・・・・
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目覚めたらまだ夜明け前。朝もやに浮かぶ水墨画のような
風景がひっそりと視界を占める。海沿いを散策することに。
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小島から覗いた真っ赤な朝陽は、見る見るうちに昇り、
水面を染め、新しい朝が広がってゆく。
自然の織りなすものの色やにおいの美しさ。

S先生はこの島で生まれ育ったのだな、と思う。
心はまた、この島に再び戻っているのだろうか、とも。

S先生にきいて抱いた島のイメージはずっと、
おなじく先生から教わった、島崎藤村の詩「やしの実」
とセットになっている。
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今回の旅唯一の、「朝ごはんらしい朝ごはん」。
旅館の朝食、高級なものはなくても、その土地の
山菜や干物なんかが彩りを添え、食欲を煽る。

大広間にぽつんと1つ、孤独な一人旅のお膳は
浮かぶ小島のように。軽く三杯を平らげる。
が、私的には八分目。
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気力はあるのだが、太陽を浴び過ぎて無理が
たたり、軽く熱中症気味。鎮痛剤を飲む。

涼しい部屋で、チェックアウトまでのんびり読書。
腹も満たされ、急く予定もない、こういう時間は
とても贅沢。
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2泊の予定が、初日のハプニングでたった1日に
なってしまったので、島のほんの端っこしか
堪能できなかったけれど。

またくればいいや、と思う。生きてりゃいつだって
何度だって。

本当は3泊とも隠岐のホテルに滞在希望だったが、
お盆休みに掛かり、3泊目は米子。
期せず、結果3日ともばらばらの場所にて宿泊。

ちなみに、以前の職場での上司S氏は、隠岐の
島前「知夫村」の出身で、残暑見舞いがてら、
「隠岐いくんすよー」とメール。

恩師S先生とS氏、共通するのは、周りの人を
惹きつける、おちゃめな魅力があるところ。
バスで隣り合わせた縁で、フェリーについてなど
いろいろ教えてくださり、携帯番号まで交換した
Sさんもしかり。

・・・って全員イニシャルS。
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Commented by ちいちゃん at 2013-08-18 08:38 x
残暑お見舞い申し上げます<(_ _)>
どこに行かれたのかな~と思ったら、隠岐の島だったんですね。私も一度行ってみたいと思っている場所です。
しかし、いつの旅行のお話を読んでも、体力をより消耗するスケジューリングになってしまうのが心配すぎてドキドキします。
でも、いつも元気に復活されてるんでちょっと安心してますが。。
ペルセウス座流星群、見られたんですね(^-^)
私はこれの写真を撮りたかったんです!!(結局失敗しましたが。。)
まだまだ毎日暑いですが、お互いに頑張って乗り切りましょう!!
Commented by 藤十郎 at 2013-08-18 12:27 x
ひっさしぶりにブログを拝見。そうか、ブログに細かく旅日記が書かれていたのですね。
振り返るとそれもまた楽し、でしょうが、その当座は旅慣れていないとなかなか機転が利きませんね。私ならプチ・パニック状態になったと思います。
隠岐、行ってみたいです。五時間の方の船旅もいいかも。
ともあれ、何とか帰還されてよかったです。
Commented by ca0lizm at 2013-08-18 19:25
***ちいちゃん

まだまだ暑さ続いてますね~。私もまた違う季節に行ってみたいです。
次はレンタカーを借りて、もっと行動範囲を広げて。
旅の間は夢中だし、誰もとめてくれないので無理してる自覚は
ないのですが、こうして振り返ると、無謀だと思うことしばしば。

次の流星群はいつですか?ご一緒させてください(^o^)丿
Commented by ca0lizm at 2013-08-18 19:26
***藤十郎さま

お忙しいのにわざわざありがとうございます。

一人だと、なんとでもなります、誰もどうにもしてくれませんから!
私も次は、すべての島を経由する5時間コースを、と思ってます。
楽しい時間はあっという間です・・・・・・
by ca0lizm | 2013-08-18 05:02 | たび | Comments(4)

 心の琴線に触れるもの


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