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おきゃあがれ  4月1日

*** 3月のまとめ ***

* 今月の読書リスト → 16冊  *

32.「さらば深川 髪結い伊三次捕物余話」 宇江佐真理
33.「彼岸花」 宇江佐真理 
34.「春風ぞ吹く 代書屋五郎太参」 宇江佐真理
35.「口紅のとき」 角田光代
36.「富子すきすき」 宇江佐真理
37.「ひとつ灯せ 大江戸怪奇譚」 宇江佐真理
38.「k.m.p.の、チェンマイアパート日記。
       アパートで、暮らしてみる旅」ムラマツエリコ
39.「黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話」 宇江佐真理
40.「波打ち際の蛍」 島本理生
41.「無事、これ名馬」 宇江佐真理
42.「残される者たちへ」 小路幸也
43.「神田堀八つ下がり 河岸の夕映え」 宇江佐真理
44.「深川恋物語」 宇江佐真理
45.「君を乗せる舟 文春文庫 髪結い伊三次捕物余話」 宇江佐真理
46.「おちゃっぴい 江戸前浮世気質」 宇江佐真理
47.「雨をみたか 髪結い伊三次捕物余話」 宇江佐真理

このひと月、読書はどっぷり江戸につかっていた。
家族よりも主、自分の意志よりも家の存続、
明らかな身分はあらゆる制約を人々に強いて、
やむを得ぬ事情への償いも、報われぬ恋を貫くのも
潔く死をもって散る、という時代。

庶民の暮らしはただ生きるために最低限必要な
お足を得るに終始し、娯楽も豪華な食事も夢の世界。

そんな中で生まれる粋な言い回しや言葉が、
今に息づいて感動をもさせる。
また日本独自の文化、例えば色の表現の多彩さ、
着物や小物の巧みさや繊細さは、本当に美しい。

『稼ぐに追いつく貧乏なし』
そうして私は今の就業先で新年度を迎えた。
相変わらずシューカツのための情報収集をしながら
通勤のバイクは春風を切る。
足の速えェ飛脚みてェな"貧乏"に油断して、
せいぜい追い抜かれねェように・・
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by ca0lizm | 2012-04-01 05:00 | 無機物 | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm