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サニーサイド  1月30日

暖房をつけない部屋で朝ごはんを食べ、あーさぶ、と
半笑いで、ぬくもりの残る布団にしゅるしゅると
もぐりこむ幸せな休日。

午前中だけ冬眠し、寝汗をかいて目覚め、昼食には
粕汁にうどんを入れて軽く煮込んだのを掻きこむ。
そういう食べ物があるのかどうか知らないが、うまい。

うどんと言えば、昔勤めた会社で、向かいの席のI班長
(当時53歳)が「マキ食いたいのぉ」とつぶやいたので、
「巻き寿司ですか?」と突っ込んだら、「マキ知らんか?
うろんの入った茶碗蒸っしゃがな」と教えられ、
その時初めて知った「おだまき蒸し」。

カレーうどんが、茹でたうどんに「カレーライスの
カレーをまんまかけたもの(うちではそうだった)」
ではなく、「カレールーを出汁でのばしたもの」だと
知った時よりも、雑炊とうどんのコラボ「おじやうどん」の
存在を知った時よりも、ショーゲキだった。

具なんかいらない、私はあのプリン状のたまごだけで、
というほどめちゃくちゃ茶碗蒸しが好きなのだ!!!

あれから十数年、焦がれつつも未だ本物に出会う
機会なく、さりとてわざわざ自分で作ることもなく、
憧れのまま。先日読んだ本に出てきて、久々に
思いだした。

そして、「おだまき」は「苧環(麻の糸玉のこと)」
と書くことを、十数年の時を経て知った。

玉子と言えば、図書館で「歴史物」の特集棚から
適当に借りてきて今読んでいるのが
「八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし 卵のふわふわ」
たまごなど、料理にまつわる話がオムニバスで。

たまごは、鶏から生まれてから食用に流通する為
パックするまでが「卵」で、それ以後は「玉子」
という感じがする。「卵」と書かれると、孵化するのが
前提な気がして、食べるに忍びなくなる。

そんなどうでもいいことを、連鎖的につらつらと
考えながら、また睡魔におそわれるがまま、抵抗
することなく・・・・・・・・
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by ca0lizm | 2012-01-30 05:02 | おいしいもの | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm