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カナサン テーファー 2  10月9日

空港まで徒歩10分余り。その道中あろうことか
スーツケースのコロが突然、とれた。
台座から割れてしまい修復不可能。そのせいで
カバンは自力で立つこともできない。

戻って別のカバンに荷物を入れ替える時間も労力も
ないではないが、出鼻をくじかれた風になるのは
いやなので、なにもなかったように抱えてゆくことにする。
むちゃくちゃ持ちにくいわ、重いわ、肩からも下げられへんわ・・

13番ゲートの待合、そこにいたスーツの群れが一斉に
仙台行きの便に吸い込まれてゆく。そのあと、
最終整備の遅れによって、定刻を5分過ぎ那覇行きの
搭乗が始まる。ちょうどそのタイミングでS氏より電話。

2時間ほどのフライト、旅のための取っておきの本を
むさぼる。

那覇は、予想していたよりもぎらぎらした暑さはなく。
はじめてのゆいレール。町の景色がずいぶんと都会に
なっていることに改めて驚く。普段見ている大阪の
モノレールからの景色と変わらない・・

とりあえず、昼食。

2年前に訪れた時に、那覇に行ったらぜひもう一度、
と切望していた某ホテルのランチバイキングへ。
当然そこらの定食より贅沢な値段ではあるけれど、
あらゆる沖縄料理を少しずつ堪能できる。
カナサン テーファー 2  10月9日_e0061785_2157113.jpg

宿は国際通りからほど近い民宿。建物はかなりの
年期が入り、洗面所もお手洗いももちろん共同。

他に泊り客の気配はなく、のんびりとした沖縄時間を
感じる。

レンタルバイクで夕焼けを見に残波岬まで出かける
予定だったが・・・宿の90歳の元気なおばあに
呼びとめられてすっかり話しこみ、古い写真をみせて
頂いたりしてる間に時間が過ぎた。

電話が入ったのをしおにぶらりと表へ。メイン通りには、
修学旅行生の集団があちこちでひしめいて、歓声を上げ、
土産物選びに大騒ぎ。

バイクを借りて少し遠出するには時間が中途半端なため、
公設市場を散策することに。においも、色合いも、日本と
いうより、完全にアジア。じわじわと、ボルテージが上がり始め、
体内にエネルギーがチャージされるのがわかる。

旅をするために、働く。旅をするために、生きる。
そしてここにも、気ままな自由なねこたち。
カナサン テーファー 2  10月9日_e0061785_2254160.jpg

by ca0lizm | 2011-10-09 05:38 | たび(うちなー) | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


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