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寻求休息  台北の旅 (2)

時差は日本時間からマイナス1時間。
通貨は元、今は台湾ドル、と呼ばれる。1元≒3.3円。
元を3倍すれば、日本円で大体の値段がわかる。
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台北の街は、京都のように碁盤の目に通りがあり
今回宿泊の六福ホテルは、わかりやすい交差点の
角に。部屋は514号室。1Fのカフェから屋根まで吹き抜け。

特に水周りなど、全体的に古いながらも、ちゃんと
お湯も出るし、問題なし、過不足なく満足。

台北は、年間通して湿度が平均70%を超えるため
その対策で建物の中はどこでも、冬場でもゆるく
クーラーがかかっていて肌寒い。
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しかし、私が訪れた3日間は、日中はそれこそ
初夏のさわやかさを思わせる陽気に恵まれて、
日差しはさすようにまぶしく、快適。

一日フルに滞在できるのは2日目だけ。
台湾初心者のため、くまなく無駄なくリーズナブルな
市内観光のオプショナルツアーに申し込む。
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朝食はバイキング。数種のフレッシュなジュース、
蒸しパン、香草を使ったお惣菜にあふれ、もう
見るだけでうれしい。おいしいものをおなかいっぱい、
なんて幸せ。
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花博仕様の、ボディ全体を黄色に塗られ、巨大な
テントウムシが数匹描かれた派手なワゴン車の
観光バスが迎えに来る。

台湾人のドライバーさん、日本人のガイドさん含め
6人。小ぢんまりした団体なので、集合時間さえ
厳守すれば、好きなだけ写真を撮る自由時間がある。

また、私個人では優先順位の低い観光地にも行けるし、
行列のできる店でのランチも、観光客ということで
優先的に入ることができたりする。移動も楽で安全、
かさばる荷物は車に置ける。
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戦没者を祀る、日本の靖国神社のような「忠烈祠」
毎時00分から約20分かけて、衛兵交代の儀式が
行われ、それを見学する人でかなりの人だかり。
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総大理石造りの壮大な建物「中正紀念堂」は、蒋介石の
記念館で、このブロンズ像は6.3mものでかさ!
微動だにしない衛兵さんが、チェスの駒のよう。
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歴史上様々な問題があり、今なおいくつかは根強く
人々の心を支配し続けているにせよ、時代は流れ
富も権力もその意味を大きく変えている。

そのスケールの大きさの、わずかな欠片を垣間見る、
それでも想像を絶する衝撃は、問題意識もなく
のほほんと生きる私すら吹き飛ばされそうなほど大きい。

世界を動かしているのは、一人の人間から始まる。
それがわかるだけでも、訪れた価値は余るほどに。
by ca0lizm | 2011-02-09 04:16 | たび(異国) | Comments(0)

 心の琴線に触れるもの


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