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家訓  6月25日

えろうならんでええから かしこなれ
これは祖母が自分の子どもたちに言い続けてきた小言。
子どもの頃の母は、えらいもかしこいも同じではないかと
大して意識はしなかったという。
理解できたのはが、大人になってからだと。

要するに、「偉人」になろうとする必要はない、「賢者」に
なれ、ということらしい。

それは、年齢や肩書に伴うこともあるが比例するとは
限らない、ただ人間として広い意味で「賢く」生きる術を
きちんと身につけた人を指すのだと私は解釈する。

「偉そう」は皮肉や嫌みの言葉であるのに対し、
「賢そう」は一目おいて評価するような褒め言葉なのは
人間の、それぞれの人への心情が反映されているような
気がする。

それは、偉い人は威張ったり人を見下したりするけど、
賢い人は腰が低くて謙虚な感じがするからではないか。

そして、私は親から「人に迷惑をかけるな」
「自分を見失うな」と言われてきたのだが、これらを
正しく理解しているとは言い難い。

迷惑をかけない=甘えない ではどうやらないらしく
しばしば「かわいげがない」と非難され、己と正しく
向き合えず嘆き、自分を粗末にほっぽらかすことばかり。

そのうち・・もうちょっと大人になったらわかるかなー。
「えろなりはったんやね」と敬語で言われる人だけには
ならないように、真摯に生きていきたいとは思っている。
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池田城跡公園まで、徒歩1時間散策。ピークは過ぎて
いたけれど、むせるような香り。
Commented by inamoku at 2010-06-25 09:19
人の気持ちが解るようになり、その時時で対処できるように成ればいいのでしょうね。
ってそれが出来ないんですが。(笑)
Commented by ca0lizm at 2010-06-26 07:03
***inamokuさま

そもそも、人の気持ち、なんてわかった気になるだけで、所詮は勝手な
捉える側の思い込みのような・・・できるのは、とことん相手に寄り添う
姿勢を、相手にわかる形で伝えることだと思ったりします。
by ca0lizm | 2010-06-25 05:35 | いきもの | Comments(2)

 心の琴線に触れるもの


by ca0lizm